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メンバー研究紹介

槇誠司【博士後期課程】

研究テーマ 発達段階における「予測する力」の調査結果に応じた情報リテラシーに関する研究

1 研究の背景
近年は、高度に複雑化し、データ氾濫による不確実性が増し、予測に必要な情報が偏在している「解のない時代」と言われています。このような時代を生き抜くには、大規模データベースからの知識獲得・知識創成力が一層求められています。特に、3.11東日本大震災以降は、放射線汚染による風評被害や大地震に関する情報の反乱から、将来の子供たちに「予測する力」を重視した情報リテラシー教育の必要性を強く感じます。
2 研究の目的
本研究は、「予測する力」を事象から予測するまでのプロセスと位置づけ、発達段階ごとに「予測する力」を調査、整理し、その結果から「予測する力」の特徴を捉えます。それらの特徴から児童生徒に「予測する力」を定着させるための効果的な情報リテラシー教育のあり方を提案しようとするものです。
3 期待される成果
本研究により、今後読み書き算数のレベルから予測に必要な情報に対する鋭い感覚、矛盾に気づく鋭敏な感性、結果と傾向から事象を予測できるレベルへの転換が期待できます。さらに、自然災害などを予測する防災教育にも有効と考えています。