森田研究室(旧メディア記号論)
文学・マンガからポピュラー・カルチャーまで、さまざまなメディア・コンテンツを研究対象としています。その際、コンテンツを媒介しているメディアの特性や、文化事象が生産・消費される社会的政治的状況、言語や文化圏を越えた影響関係など視野に入れて考察することを目指しています。
研究室や講座内のつながりだけでなく、講座を超えた横のつながり(特に社会学、哲学、心理、言語、政治など人文系の諸講座との連携)を大切にしています。自分の研究テーマを深めつつ、さまざまな学問分野の知見から学び、専門外の人に語りかける力を養ってほしいと考えています。自分の専門を深めるにあたっては、情報科学研究科内には関連の教員・研究者が少ないというハンディがあるため、他研究科の授業を受講したり、他研究科の教員に指導上ご協力をいただいたりすることもあります。
また、修士課程では情報科学研究科における情報関連の授業やPBL形式の授業(いわゆる文系学生でも受講可能なものがあります)に積極的に参加し、「情報科学」を通した物の見方を身につけることが出来ます。

准教授 森田 直子
【研究分野】比較文学、漫画研究
【これまでに行った研究内容】
・フランス語圏ストーリーマンガの歴史的研究・理論研究
・日本とフランスを中心とする怪談および幻想文学とその挿絵の比較文学的研究
・日仏新聞連載小説におけるテクストと図像の関係
・人間と動物・自然環境の関係をえがく文学
【研究会活動】
東北大学内の部局を横断し、学外からの参加者にも開かれた研究会「ナラティヴ・メディア研究会」を文学研究科の森本先生と共同で主催しています。ここでは、さまざまな文字・映像メディアにおける物語文化について、学際的な視点から研究を行うための方法論を探っています。研究者同士の交流を活気づけるとともに、院生にとっては学会発表、論文投稿、博士学位論文完成へのモチベーションを高める場となっています。


- 所属学生
- 博士・修士論文
- ナラティヴ・メディア研究会
- 森田・オーリガ自主ゼミ
5月9日(月)13:00 近況報告
5月16日(月)13:00 スーザン・ソンタグ『写真論』「プラトンの洞窟で」
5月23日(月)13:00 同「写真でみる暗いアメリカ」
6月6日(月)13:00 同「メランコリーな対象」
6月13日(月)13:00 同「視覚のヒロイズム」
6月27日(月)13:00 同「写真の四福音書」
7月9日(月)13:00 同「映像世界」
7月25日(月)13:00 ジョン・バージャーとスーザン・ソンタグの対話(YouTube)
8月下旬よりジャン・ボードリヤール『シミュラークルとシミュレーション』