ナラティヴ・メディア研究会のご案内
「ナラティヴ・メディア研究会」(拠点:仙台)は、文学・コミックス・映画・アニメ等、現代における物語媒体を横断的に研究することを目的にしています。
会誌の電子化・公開のお知らせとお願い(著者のみなさまへ 2022年4月30日までにご確認ください)
研究会一覧
出版物
報告書・会誌・小冊子は、ご希望の方にお送りしております。下記連絡先に、送り先住所とご希望冊数をお知らせの上、お申し込み下さい(送料のみご負担いただきます)。
【連絡先】 森田 直子
Fax 022-795-4788(直通)
E-mail morita(at)media.is.tohoku.ac.jp ※ (at) は @に置き換えて下さい
※研究会発行の出版物のうち、「ナラティヴ・メディア研究」第7号、「第1回ワークショップ報告書」、「活動報告書2008年度」、『クレパンさん』の翻訳付き復刻版は在庫切れ、あとは在庫がございます。
レオンス・プティ『べトンさんの災難』まえがき・日本語訳 森田直子(発行:2021年3月)
Léonce Petit, Les Mésaventures de M. Bêton, Paris, 1868. の日本語訳付き復刻、B5 判
※『ベトンさんの災難』頒布はおひとり1冊とさせていただきます。『ベトンさん』のみをご希望のかたは、発送作業簡易化のため、以下の方法で受け付けます。
1)はじめに、森田まで「『ベトンさんの災難』の送付希望」という件名でメールをお送りください。在庫を確認します。
morita(at)media.is.tohoku.ac.jp ※ (at) は @に置き換えて下さい
スパムに分類される場合がありますので、1週間待っても返事がないというときは再送してください。
2)在庫がある場合は、封筒(厚み3mmのB5判の冊子の入るもの)の表(おもて)に180円切手を貼り、送付先(ご住所・お名前)をあらかじめ記入したうえで、その封筒(折りたたみ可)を別の封筒に入れて、以下に送ってください。
〒980-8579 仙台市青葉区荒巻字青葉6-3-09 東北大学情報科学研究科 森田 直子
「ナラティヴ・メディア研究」第7号内容(発行:2018年6月)在庫切れ
『ナラティヴ・メディア研究』第7号について(森本浩一)
語りの言語とは何か ―― 小説における描写を中心に―― (赤羽 研三)
二声仮説、内的焦点化、語りの生成史、モダニズム ――「現われの小説美学」の物語論的射程―― (遠藤 健一)
自由間接言説における自己と他者の融解 ―― クリスティ、リース、ゴールディングをめぐって―― (小林 亜希)
作中世界内的な発話行為について (阿部 宏)
語りの発話行為とその中動態的主体を巡って ―― コメントへの返答として―― (赤羽 研三)
赤羽氏の返答に寄せて(遠藤 健一)
歴史を描写する小説 ―― 磯﨑憲一郎「肝心の子供」について―― (森田 直子)
* * *
トランスメディア・フランチャイズにおける虚構世界 (オーリガ・コピローワ Olga KOPYLOVA)
ナラティブ・メディアを「プレイ」する ―― 物語論の観点から見たゲーム的ナラティブ―― (セレン・チャルク Selen ÇALIK)
「ナラティヴ・メディア研究」第6号内容(発行:2017年9月)
歌詞と人名 ―― 邦・洋楽詞比較を通して人名・人称を考える ―― (清水 翔太)
ルプランス・ド・ボーモン夫人「美女と野獣」の特質 ―― 女子教育とおとぎ話 ―― (田中 理紗)
マンガ媒体の潜在力 ―― 北澤楽天における独創的なコマ割りを巡って ―― (マテュー・ボルテール)
「中間領域」としての手紙 ―― マンガのなかの手紙と作中人物の視点について ―― (三浦 知志)
ロドルフ・テプフェール『クレパンさん』まえがき・日本語訳 森田直子(発行:2017年1月) 在庫切れ
Rodolphe Töpffer, Histoire de Mr. Crépin, Genève, Frutiger, 1837. の日本語訳付き復刻、B5 判
「ナラティヴ・メディア研究」第5号内容(発行:2016年3月)
「ナラティヴ・メディア研究」第5号について(森田直子)
ナラトロジーとマンガ研究の転換点(夏目房之介)
まんがのナラトロジーの意義と可能性(佐々木果)
物語経験の時間性(森本浩一)
マンガにおける語り手の問題と物語論の適用可能性について(野田謙介)
「マンガのナラトロジー」を振りかえって(中田健太郎)
イエロー・キッドの物語(三浦知志)
マンガ論に「物語」を取り戻すこと ―森本浩一「物語経験の時間性」を受けて―(三輪健太朗)
物語におけるリアリティ ―森本浩一氏の物語論を巡って―(赤羽研三)
あとがき(謝辞をかねて)(森本浩一)
「ナラティヴ・メディア研究」第4号内容(発行:2013年3月)
■エッセイ
エルジェ(1907-1983)と『タンタンの冒険』(ブノワ・ペータース; 訳 森田 直子)
■展覧会ルポ
「アート・スピーゲルマン プライベート・ミュージアム」展について (森田 直子)
■論文
「イエロー・キッド」の描画スタイルにおける均質性の欠如について (三浦 知志)
「少女」とは誰か ―― 少女マンガ論における「少女」の位相 ―― (杉本 章吾)
物語の〈人物〉はどのように経験されるか ―― 比較ジャンル論的考察 ―― (森本 浩一)
「ナラティヴ・メディア研究」第3号内容 (発行:2011年11月)
■論文
ブリッグス『カートゥーンの描き方』におけるカートゥーンとコミック・ストリップの関係(三浦 知志)
近世怪異小説における「ろくろ首」の登場 ―― 『曾呂利物語』と『諸国百物語』の比較を通して ―― (三浦 達尋)
■ティエリ・グルンステン関連行事報告
提示主体、叙述主体、および語り手の影(ティエリ・グルンステン; 要旨作成 三浦 知志)
講演 マンガにおける身体(ティエリ・グルンステン; 訳 森田 直子・原 正人)
■研究会報告
児童文学の領域 ―― 拡大・縮小・融解? ―― (宮本 祥子)
児童文学における推理小説(小山 修平)
「ナラティヴ・メディア研究」第2号内容 (発行:2010年8月)
「カナリヤ王子さま」から「リボンの騎士」へ ―― ストーリー少女マンガ”の成立過程 ――(岩下 朋世)
活動弁士 染井三郎 ―― 日本の初期映画における受容システムの検討 ――(成田 雄太)
コミックストリップにおける言葉遊び ―― マッケイによる言語表現の物語化 ――(三浦 知志)
諷刺物語としての『ジャボ氏』 付:テプフェール「『ジャボ氏』について」(翻訳)(森田 直子)
「コマ割りまんが」はどこから来たか―― ホガース、テプフェールの出現と、その背景としての近代ヨーロッパ文化史 (佐々木 果)
「萌え」と「BL」のキャラクター構造と歴史性 (佐々木 果)
イメージと物語 ―― T・グルンステンの著作を手がかりに (森本 浩一)
【研究会報告概要】「一人称の視点」という陥穽 等質物語世界的小説の内的焦点化の諸問題(遠藤 健一)
「活動報告書2008年度」の内容 (発行:2009年3月) 在庫切れ
誰のものでもない視点は可能か マンガにおける描き分けの基準をめぐって(中村唯史)
引き裂かれたスクリーン 映像のリアリティーとアクチュアリティーの問題をめぐる若干の考察(阿部宏慈)
1910年代後半から20年代にかけての日本における二つの映画芸術観をめぐる言説の検討(成田雄太)
「レアビット狂の夢」の固定キャラクター不在について(三浦知志)
マンガを「学術的」に研究することについて ―博士論文「手塚治虫の少女マンガ作品における表現の機構」補論(岩下朋世)
フランスにおける〈マンガ文化〉の生産 ―マンガにかかわる領有と実践の多様性についての社会学的考察(O.ヴァネ/訳:森田直子)
ロドルフ・テプフェール『観相学試論』(1845)の翻訳と解題(森田直子)
物語認知の比較ジャンル論的考察 物語的他者への自己移入という観点から(森本浩一)
「第1回ワークショップ報告書」の内容 (2008年2月に実施したワークショップの記録) 在庫切れ
本ワークショップのあらましと総括(森田直子)
「少女マンガ」に関する批評言説の批判的検討(岩下朋世)
「内面」の表象としての身体―黒田硫黄『大日本天狗党絵詞』を読む(木村雅史)
マッケイ作品におけるマンガ内在的批評の検討(三浦知志)
マンガと政治をめぐって―両者の関係を考察するための方法(ジュリアン・ブヴァール)
マンガ実作指導(技術指導)と、マンガ表現論(理論)はどう接続されるのか?(伊藤剛)
マンガの言葉/マンガと言葉(宮本大人)
表現によって現れ出るもの (森本浩一)